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初めてのバイクカスタム【タンク塗装編】~DF-CRAFTで施工体験させてもらいました~

どうもtomoです。

少しずつ暖かくなってきましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

 

寒い時期や梅雨の時期などはバイクに乗らずメンテナンスや、カスタムするぞ!という方も多いはず。

私は初めてカスタムに挑戦してみようと思います!

カスタムする車両は私の愛車グラストラッカー♪

 

仕事や家事、子育てなどなどしながらなので完成時期は未定ですが、

まぁ気長に楽しくやっていこうと思ってます(笑)

 

とりあえず私は完成イメージがわかるイラストを作成して、計画表を作りました!

やりながらいろいろ『やっぱりここはこんな感じに・・・』『これはこの色の方が・・』など色々出てくると思いますが、そうやって悩むのも含めて楽しくやっていきます!

主に行う内容はざっくりこんな感じ↓

  • タンク塗装
  • エンブレム作成
  • タイヤ交換
  • リムスポーク塗装
  • リム組み
  • ゼッケンプレート作成

もちろん各内容に関係した作業もどんどんチャレンジしていきたいと思っています!

 

今回はタンクのガンコートに挑戦!

弊社の施工ブランド『DF-CRAFT』(以下DFクラフト)の塗装スタッフ監修の下、ガンコートの施工体験をさせていただきました!

DFクラフトではタンクの塗装は受けていないのですが(途中の洗浄工程で水を使う為タンク内で錆が発生してしまう恐れがあるので・・・)、今後の参考と素材の実験も兼ねて了承してもらえました。

全部塗装をお願いしてもらおうかとも思いましたが、全体的に普段どんな作業が行われているのか体感できる貴重なチャンスだったので、下処理から塗装まで一通り体験させていただきました!

 

今回塗装するのは前々から色を塗ってみるつもりで買ってあった中古のタンク。

まさか記事のネタにするとは購入時予想もしてなかったので、塗装の剥離は家で頑張って終えていました。

塗装を剥がす前のタンクは『下地』『塗装』『クリア』『前の持ち主さんの塗装』という感じに何層にも塗り重ねてあったんですが、地道に家で

剥離剤で剥がしまくりました・・・もっと途中経過の写真撮っとけばよかった・・・

剥離剤を塗っては浮いてくる塗装を剥がし、塗っては剥がしを繰り返して半日くらい頑張ったんですがそれでもまだこんな状態(スタンドに残骸が付いているのはお気になさらず・・・笑)

 

塗装の前の下準備が大事

古い塗装は剥がしましたが、もちろんこれでガンコートができるわけではありません。

表面には剥離剤が残ってしまっている状態なので、それを洗浄して高い温度で空焼きをします(塗装後の焼き付けよりも高い温度)。

こうすることで表面に残った水分、油分を綺麗に飛ばすのだそうです。

この作業を怠ると、塗装後に塗料が浮いたりなど不具合につながってしまう恐れがあります。この作業はDFクラフトの方でやっておいてくれるということで、お言葉に甘えさせていただきました。

 

そうして洗浄、空焼きまでした状態がコチラ

 

ここからまだ残っている塗装の残りを落として表面の状態を均一に整えるために、まずはサンドブラスト処理を行います。

下準備として、タンクキャップとフューエルコックの取付け穴から砂が入らないように、マスキング!

穴より大きめにテープを張った後、輪郭に沿ってカットしていきます。

手先は器用な方なので、マスキングはきれいにできました(笑)

 

サンドブラストやってみましょう!

DFクラフトで導入している機械はとても大きいので、フレームとかの大物も余裕で入っちゃいます!

他ではなかなかこんなに大きなものは使っていないんだとか。

サンドブラストとはどういうものかを図にして簡単に説明するとこんな感じ↓

 

小さな窓から中が見えるようになっているので、中の様子を見ながら作業していきます。

砂で小窓が曇りやすいので、ある程度進んだらマシンを空けてしっかりと現物を直接見て確認→サンドブラスト→確認→サンドブラスト・・・・これを繰り返していきます。

最初のこの下準備がとても大事です。

ここで表面の錆や、塗装の残りなどをしっかりと落とし、きれいに塗装ができるように整えます。

途中で一度出してみると、なんだか斑・・・所々汚れや錆も残っていたり、現物を確認すると思ったより均等にサンドブラストできていなかったことが分かります。

根気よく何度も確認しながら均一になるように綺麗にしました。

 

私のこのタンクは割と状態が良いので普通にサンドブラストをかけて問題なかったのですが、ビンテージ車両等のパーツはデリケートなものも多いため、空気圧を調整したりして強く研磨砂が当たり過ぎないように慎重に作業を行っていくそうです。

素材に合わせた細かな対応が大切なんですね。

 

 

サンドブラストが終わったらエアーで表面の砂を落とし、タンクの中も一応エアーできれいに吹きます。

マスキングしていたとはいえ、どうしても多少は砂が入ってしまいますからね。

 

砂を落としたら、今度は塗装用に再度マスキングをします。

先ほどは養生テープでマスキングしたのですが、今度は耐熱の特殊なテープでマスキングを行います。

耐熱のテープを利用しないと塗装後の焼き付け作業で溶けてこびりついてしまうのだそうです。

 

 

 

さて、これで準備万端!

 

本番の前に

下準備もできたし、さぁ塗るぞ!!と行きたいところですが、まずは練習です。

小さな練習用サンプルで沢山練習させてもらいました・・・

まずは平置きで、慣れてきたら本番をイメージしながら吊るしてやらせていただいたのですが・・・

当然ながら難しい・・・

ガンコートは速乾性が特徴の一つなんですが、あまり離してスプレーを吹くと、塗装する対象に届く前に空中で乾いてしまい、塗装面がツブツブしてしまうんです。だからといって近くで吹きすぎると今度は垂れてしまったり、部分的に濃くなってしまったり・・・

 

練習に使ったアイテムは形状がちょっと山型なんですが、常に面に対して垂直にスプレーを構えるイメージが大事なんだそうです。手首のスナップでスプレーを吹くとどうしても塗料が濃かったり、薄かったり、届くまでに塗料が乾いてしまうということが起きてムラになります。なので常に腕ごと動かすような感じで、対象物と一定の距離を保ちながら吹付けていくのが大事です。

私の場合、集中すると無意識にどんどん対象に近づいていってしまうようで、近すぎて塗装が垂れるという事態が多発しました・・・

 

私が感じた塗装の際のポイントはこんな感じです

これは今回のガンコートだけじゃなく、自分でスプレーやエアブラシなどに挑戦してみる際にも大事なポイントだと思います。

ここが大事!塗装のポイント

吹付ける時は腕ごと動かす感じで

手首だけ動かすような塗り方だと塗料の届き方にムラが出る原因になります。

スプレーと対象物は一定の距離を保つように

近いと垂れる原因に、遠いとざらつく原因になります。

吹付けは対象物上で往復させないように

折り返し地点がどうしても濃くなりやすく、ムラや塗料垂れの原因になります。

対象物から大きくはみ出したところまで行ってから折り返し塗装するか、慣れないうちは単方向で塗装するのが良いかもしれません。

今回私は全部単方向で吹付けました!(笑)

吹付けはじめと終わりは対象物よりも大きくはみ出すくらいで

対象物からはみ出すくらいを意識して塗装することでフチまでしっかりと塗装されます。

 

悩みながらも練習をしばらくさせてもらったところで、そろそろいきましょうか・・・

 

 

ドキドキしながらさぁ本番!!

 

特に注意すべきは、

①距離が離れてしまって乾いたインクが付着して、ざらついた表面になってしまう事

②吹付けすぎてインクが垂れてしまう事

この2点をやらかしてしまうと、塗装を剥がして再度やり直すしかないとのこと。

つまり最初からやり直し・・・!プレッシャーが・・・・

 

施工スタッフと相談しながらどのように塗っていくかイメージトレーニング!

イメージ大事ですよ!

とりあえず最初は裏面から塗装していきます。

 

裏面はご覧の通り真ん中が窪んだ形状で、その側面をどのように塗ったらよいのか悩みました・・・

塗料が届きにくい箇所(内側に窪んだ側面とか、ネジ穴周辺とか)のコツとしては、空気圧とインク量を増やして一気に吹付けるのが良いのだそうです。

初心者にはなかなかハードル高いですが、もう気合いです(笑)思い切りが大事!

自分を奮い立たせて思い切って吹付けた結果・・・なんとか綺麗に塗れました。

 

 

いよいよ大事な表側・・・ドキドキするー

作戦としては、まず淵→固定用のネジ穴回り→タンクキャップ穴回りこの辺りを一通り軽く塗った後でメインの方をやっていこうかと・・・

 

一通り塗る頃には最初に塗った個所はもう乾いているので、ちゃんと全体を見ながら塗装が均等になるように繰り返し塗り重ねていきます。

『ここ薄いから塗らないと!』と思ってそこだけ塗り重ねることをするのはダメ!

部分的に塗装の具合が気になっても、全体的に重ね塗りを繰り返して少しずつ整えていきます。

 

吊るした状態だと下の方が陰になって見えずらいので、時々ライトで照らしてしっかりと状態を確認します。

綺麗に塗れたと思っていてもライトで照らすと結構ムラになってるんです。そのまま塗っていたら危なかった!

 

途中施工スタッフに相談しながら頑張り続ける事約1時間・・・(もちろん施工スタッフはもっと早くてきれいな作業ですよ!)

・・・できた!!!

なんとかムラも無く、垂れることもなく!我ながら良い感じに塗れたのではないでしょうか!?

後は窯でじっくり焼き付けてもらうだけ!焼き付けは見守るしかないのでDFクラフトの方にお任せしてきました。

そして2日後・・・

出来上がって取付けたのがコチラ!!!!!

 

BEFORE ★AFTER★

良い感じだ!!!若干マットな仕上がりではありますが、そこが逆に良いと思う!(笑)

自分でやらせてもらったというのもあって、大変気に入りました!

 

長時間付き合ってくれたDFクラフト施工スタッフに感謝!

 

今回の体験で、塗装するのにどのような工程があって、彼らが細かなところまで気を使って丁寧な作業をしてくれているのかが良くわかりました。

 

昨年DFクラフトでは、モトクロス・エンデューロと競技ジャンルを問わず活躍しているスーパー中学生の水野レイヤ君が職場体験でもう一つの塗装ジャンルである『パウダーコート』の施工体験をさせてもらっています。『パウダーコート』について気になる方はダートバイクプラスブログ『水野レイヤ君の職場体験・塗装編』をご覧ください!

 

私も追々パウダーコートを含め別の施工も体験させてもらう予定ですが、今からとても楽しみです!!

 

DFクラフトは今回体験させてもらったガンコートなどの塗装から、ホイール組みやシート張替えなど、そのほかにも幅広い施工サービスを行っています!

『自分もカスタムしたい!』 『しばらく乗っていなかったバイクを綺麗にしたい』など、どこで頼めばいいかお悩みの方は

是非一度DFクラフトのホームページをご覧ください!気になっていた施工サービスが見つかるかもしれませんよ。

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TOMO

アートとハードロックが大好き2児の母。 愛車はグラストラッカー。

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