オフロードコース レース

この夏、AMAモトクロスへ下田丈の応援にいこう!

コロナ禍の影響もさほど見られなくなり、以前のように海外渡航の自由度が上がってきました! 特に北米では入国審査を含めてほとんどコロナ前に戻りつつあります。ここらでいっちょ、AMAプロモトクロスの観戦にでもいってみませんか?

AMAモトクロスを間近に見られる醍醐味

 

ライドハックがAMAプロモトクロスの観戦を推す理由は、なんといっても下田丈の活躍です。今季は開幕以来ランキング3位と健闘中、スーパークロスでの負傷の影響も残っておらず快調そのもの。AMAプロモトクロスでの初優勝も遂げたいま、今シーズンの下田丈を見ずに何を見る! そうでなくても、250MXクラスは役者が揃っているアツイシーズンが展開中です。本場アメリカが誇る、最高峰のモトクロスレースを見ればテンションが上がることは間違いなし!

 

 

日本人にお勧めなのは西海岸

まずは、どのレースに行くかを検討しましょう。

 

Fox Raceway 1 2022年5月28日 Fox Raceway / Pala CA
Hangtown 2022年6月4日 Hangtown Classic / Rancho Cordova CA
Thunder Valley 2022年6月11日 Thunder Valley Park / Lakewood CO
High Point 2022年6月18日 High Point Raceway / Mt. Morris PA
RedBud 2022年7月2日 RedBud MX / Buchanan MI
Southwick 2022年7月9日 The Wick 338 / Southwick MA
Spring Creek (Millville) 2022年7月16日 Spring Creek MX Park / Millville MN
Washougal 2022年7月23日 Washougal MX Park / Washougal WA
Unadilla 2022年8月13日 Unadilla MX / New Berlin NY
Budds Creek 2022年8月20日 Budds Creek Park / Mechanicsville MD
Ironman 2022年8月27日 Ironman Raceway / Crawfordsville IN
Fox Raceway 2 2022年9月3日 Fox Raceway / Pala CA

 

この時期からだと、7月17日の第7戦スプリングクリーク以降。基本的にはどのラウンドも特徴があって見所あふれるのですが、日本人にとっては時差ボケしづらい西海岸をお勧めしたいところです。そうなると、シアトルにほど近いワシューガル、あるいはロサンゼルス近郊のフォックスレースウェイが有力候補。特にフォックスレースウェイは最終戦だし、FOX Racingのお膝元ということもあってお祭り感があって楽しめます。

ハングタウンレースウェイ

もし東海岸で観光も一緒に……と考えている場合はNYに近いユナディラ、あるいはワシントンに近いバッズクリークなどもお勧め。どちらも広大なフィールドでサンド質、豪快な開けっぷりを堪能できますよ。

 

フォックスレースウェイ観戦ガイド

今回は開幕戦の舞台だったフォックスレースウェイを例に、観戦方法を紹介していきます。フォックスレースウェイへ向かう場合は、まず日本からカリフォルニア州の玄関口ともいうべきロサンゼルス空港へ。安心のANAなら深夜発の朝着便もありますよ〜。

どの会場にも空港からのシャトルバスのようなものはないので、レンタカーが必須です。出発前に日本国内で国際免許を入手しておきましょう(即日発行)。次にRentalcars.comなどの予約サービスをつかって事前にレンタカーを確保。貧乏旅ならエコノミークラスで十分です。なお、アメリカではエコノミークラスでも日本のセダンクラスの大きさがあります。優雅にカリフォルニアクルージングを愉しみたいという方は、コンバーチブルでも借りちゃって下さい! ロサンゼルス空港を出たところにレンタカー会社への送迎バスが来るようになっているので、これに乗り込んでレンタカーを借りに行けばOKです。

 

カリフォルニアのクルージングは、車好きならお勧め

ただし、2022年現在めちゃくちゃガソリンが高いです。レギュラーでリッター換算250円超え

滞在中の宿は、貧乏旅の場合はモーテルがお勧めです。現在は円安・インフレで1泊10,000円くらいと割高ですが、通常時は6,000円くらいと覚えておいて下さい。フォックスレースウェイは内陸にあり、ロサンゼルス空港からおおよそ車で2時間弱かかります。午前8:00頃から始まるタイムクオリファイから見たいマニアでなければ、会場からちょっと離れたところに宿をとってもそんなには困らないでしょう。なお、レース当日は決勝が午後からスタートします。決勝から観戦すればよいという方は、午前中にビーチで楽しむのもアリなのではないでしょうか。

 

入場料は60ドル

さて、いよいよレース当日です。ご飯や飲み物は現地でも購入可能です。無駄なお金を使いたくない人は、途中でバーガーでも買っていきましょう。当日のタイムスケジュールやライブリザルト、現地の気温・天候を調べるのにこちらリンク先のアプリが便利ですよ。観戦にはマストです。

こちらが入場ゲート! 裏側にはThanks For Fansのメッセージが

 

スーパークロスのように指定席券はないので当日券でもよいのですが、チケットはAMAのWEBサイトから購入しておくとベターですね。特別席が用意され、午前中からピットウォークできるスペシャリティチケットが販売されている場合もありますが、こちらは価格が300ドルオーバーとかなり高額。大人ひとり60ドルの通常チケットでも、全日本モトクロス会場同様、好きなところで観戦できるので十分楽しめます。ただし、こちらは午後にしかピットエリアに入れません。なお、2日または3日通し券もあるのですが、全レース土曜日中に終わってしまうので、キャンプして飲みあかしたいパリピ以外は1日券で事足ります。

 

FOXレースウェイの場合は、正門と裏門があって裏門に入ってしまうとかなり歩かされることに。チケットを持っていれば正門側から入れてくれるはず。あとは、会場入口でチケットを見せればレーストラックへ入場できます!

会場内には立派なガイドブックおいてあります

スペシャルチケット向けのテント

ピットウォークでライダーからサインをもらおう

観戦場所は全体を見渡せる丘の上がお勧め。フォックスレースウェイの場合は、観客がインサイドに入れるトンネルも用意されているので、いろんな観戦場所を楽しめるのもポイントでしょう。

荒れまくりのコースを攻めるAMAの真骨頂が見れます

なんといっても日本のモトクロスと違うのは、ワダチへの対処です。AMAプロモトクロスはプロクラス以外のレースがないこともあって、スピードのあるライダーが縦横無尽にワダチを刻んでいきます。ブレーキングギャップも半端じゃなく、正直アマチュアが走っても全然楽しめない極悪コンディションになります。その荒れたコースで、どれだけ下田をはじめとするプロライダーが全力で攻めているか、ぜひごらんいただきたい!!

 

サインをしてくれるライダーも!

 

プロライダーと触れ合えるピットウォークは、前述したように通常チケットだと午後のみの入場になります。ゲートオープン直後はランチタイムにあたるので、ヒマがあればファンサービスしてくれるライダーも。サインをねだるなら、この時間帯かレース後がベストです。コロナ禍以降、サイン会の時間は用意されていないので積極的にアタックするべし。

外装をおねだりしてもらっちゃうキッズファン達

 

アメリカのキッズファンたちはチームが提供するノベルティに貪欲で、ピットで配るポスターやカードなどはどんどん無くなっていきます。さらにレース後にも「なんかくれ」攻勢を繰り広げ、各チームのバイク外装などををどんどん回収していきます。レース後のファクトリーバイクはまるで追い剥ぎにあったよう。ですから、欲しいライダーのノベルティがあるなら、昼の時間帯にゲットすべし! もちろんあなたも決勝後に勇気を出して「外装クレクレ」アタックしてみてもいいかもしれません(笑)。

お土産Tシャツ屋さんは必須

各ラウンドのみで販売されるTシャツをかいましょう〜

 

  • この記事を書いた人

アニマルハウス

世界でも稀な「オフロードバイクで生きていく」会社アニマルハウス。林道ツーリング、モトクロス、エンデューロ、ラリー、みんな大好物です。

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