バイクをカスタマイズして、気分的に何が一番変わるかって、そりゃハンドルだと思います。カスタムバイク全盛期みたいに、極端なハンドル形状変更をせずとも、ほんの少しのベンド(曲がり)の差で、全然変わってくるから面白いところですよね。でも、たくさんありすぎて、よくわからない! というあなたのために、ZETAの3種類を開発経緯からしっかり調べてきましたよ!!
ZETAハンドルは、「やる気アップ」なポジション
まず、ZETAハンドルバーのコンセプトは、実はどんなものでも共通しています。それは、ちょっと攻撃的な姿勢であること。上の写真、右が純正で左がZETAのハンドルバーなのですが、またがってみるとちょっと純正よりも肘があがり気味なのがわかるでしょうか。バーの形状は、見てわかるほど変わらないのですが、少しだけハンドルのベンドが上向きに設定されています。トレールバイクの場合、ツーリングなど様々なことを意識したベンドなので、ゆったり下がった形をしているのですが、そのゆったりポジションを、オフを攻めるポジションにする、というものなのです。
おもしろいのは、クロスカブ110用のZETAスペシャライズドハンドルバー。このように見た目はほんの少し立ち上がり気味で、ほんの少し広めなのですが…
ZETA スペシャライズド ハンドルバー クロスカブ110用
品番 :ZE07-9940
カラー :ブラック
価格 :¥4,950(税込)
こちらも乗ってみるとまるで違う。上からしっかり押さえ込めるような、戦闘的スタイルに変化するのです。ZETAのハンドル開発のコンセプトは、CC110用をみてもわかるとおり「ちょい攻撃的スタイル」であることこそが、ポイント。いまハヤリのCT125ハンターカブ、モンキー125用もラインナップされていますが、「オフ車っぽくしたい」あなたには、まさにまずこれをおすすめしたい。外観うんぬんより、いつもの通勤路がダートに見えてくるくらい、ライディングフィールが違いますから!!
と興奮気味にお伝えしたところで、セロー250の話にもどりましょう。
ZETAハンドルバーは、4種類のラインナップ
まずは、ラインナップからみていきましょう。
ZETA CXハンドルバー
カラー: ブラック ・ レッド ・ ブルー
価格: ¥9,680(税込)
22.2mm径で、純正のハンドルポストにボルトオン。モトクロスやエンデューロなどの競技にも使用できるコンセプトで、素材には7075-T6アルミニウムを使用していて、曲がりづらく折れづらいのです。形状は10種ラインナップされていて、おすすめ車両も適合表に記述されています。セロー250の場合は、スーパーモトLOWという形状がぴったり。実はほとんどが800mm幅ですが、ミニレーサー用に740~760mm幅のハンドルバーも製造されていて、幅の狭いハンドルを好む公道メインのライダーにとても評判がよいのです。
ちょっとおもしろいところで、こちらのCXバーとCOMPバーはハンドルブレースが異形をしており、バーパッドが回転しないストッパーが仕込めるようになっています。
ZETA COMPハンドルバー
カラー: レッド ・ ブルー ・ チタンカラー
価格: ¥7,480(税込)
特にトレール車にむけて開発された、CXと同様22.2mm径のハンドルバー。レーサー用の形状はラインナップされておらず、トレール車向けのみで、ハンドル幅は800mm。キッズ用や、ミニトレール用もラインナップされており、幅ひろい車種に適合するスタンダードなハンドルバーです。CXハンドルバーとは違って、バーパッドは付属しません。
ZETA EXPLORERハンドルバー
タイプ: S-1 スポーツタイプ
品番: ZE07-0100
価格: ¥13,200(税込)
タイプ: T-1 ツーリングタイプ
品番: ZE07-0150
価格: ¥13,200(税込)
新しくラインナップに加わったのが、ツーリングに特化したエクスプローラーハンドルバー。ただし、純正比でいえばこちらもスポーツを意識させる根底のコンセプトは維持しています。こちらはS-1,T-1の2タイプのみですが、機能が非常におもしろい!
①インナーウエイトが入っていることで、細かい振動を抑えてくれる快適仕様。
②両端にネジ山が切ってあり、スペーサーを組み込むことで775mm→800mmにハンドル幅調整が可能。さらにこのネジ山は、ZETAアーマーハンドガードの装着にも対応していて、メカに詳しくない人がアーマーハンドガードをつけたい場合は非常に便利、こちらを強めにプッシュしたい!
さらに、スマホホルダーなどをとりつけられるように、ハンドルバーブレースも22.2mmで設計されています。
ベンドより外のストレート部分は、スイッチなどを増設しやすいよう、他のハンドルよりも長めに設計。至れり尽くせりですね〜。
角度調整用のメモリも、おしゃれなチェッカー柄。
あと、SX3ハンドルバーと言う、もっともレーサー向けのハンドルバーがありますが、こちらは大径(28.6mm)バーで、ハンドルマウントなどを変更する必要があります。セロー250につけられないことはないのですが、ハードルが高いので今回は割愛。
簡単に言うと…
★CXハンドルバー→レーサーにも通ずる高品質な素材で、バーパッド付属。ベンドラインアップもレーサー向けが多い
★COMPハンドルバー→トレール向けの設計でスタンダード的
★エクスプローラーハンドルバー→ツーリングに特化した機能を持ったハンドル。インナーウェイト付き
そして、どのハンドルにもZETA的「スポーツテイスト」がこめられている、という共通点があります。
なお…ベンドに迷ったら、ZETA ハンドルバーベンドシミュレーターをご活用下さい!!