ダートフリークの「ギア」ブランドDFGから、ストリートバイクなどにも合わせやすいスクランブラー、トラッカーシリーズがリリースされたのをご存じでしょうか?
スクランブラーやダートトラッカーだけでなく、ビンテージオフローダーや林道などを楽しむトレールバイカーにもバッチリはまるデザイン。
ダートとターマックをボーダレスに行き来するバイカー達に向けたライディングギアとして、高い機能を携えながらもカジュアルに纏えるスタイルを提案するウエアを展開しているのです。
今も昔も、ライダースに代表されるバイク用ウエアはファッションアイテムとしても着回せる優れもの。実はDFGギアも普段のファッションに取り入れて、普段着のように着崩すこともできるんです。
今回はあえて、スタイリストを交えてバイクなしでDFGのウエアを着こなしてみます!
スタイリング/廣田俊介
写真/井上演
サイジングこそスタイリングのキモ
まずは、DFGのウエアで全身を統一してみました。編集部から駆り出したモデルは身長180cm、体重72kg。本人は足が長い方だと申していますが、見ての通りそんなことはまったくありません。撮影中も必死にビール腹を引っ込めろと指示を何度も出しています!
DFG
スクランブラージャケット
¥29,700 (税込)
ライドジャージ ボルテージ
¥5,500 (税込)
トラッカー パンツ
¥18,700 (税込)
※ブーツ/レッドウィング アイリッシュセッター、ベルト/スタイリスト私物
こちらのスタイリングは、DFGブランドで全アイテム統一。ハマリのいいブラックのスクランブラージャケットはジャストサイズのL。ジャージはMで少しタイト目な着こなしに。パンツは腰回りにあわせて32インチを選びました。スタイリングのキモは、サイジングです。テーマをもってサイズを選ぶことで、シルエットや効果が決まってきます。写真のスタイリングはタイトな着こなしをテーマにしました。
パンツは裾にロゴが入っているのでロールアップや裾直しは難しいのですが、日本人体型の編集部モデルが着こなせるくらいぴったりのレングス。34インチから上のサイズには、より裾を長くとったLタイプもラインナップしていて買いやすいサイズ展開になっているので、サイジングもラクラク。シルエットはスタンダードなカットですが、ブーツインできるよう裾を絞った仕上げ。こんな感じでブーツアウトのスタイルでもきれいなラインが出ますね!
このままでももちろんいいのですが、今回はこれらのアイテムをいかにファッションアイテムとして着回すか……というところに焦点をあてました。それではいってみましょう!!
思い切った差し色でライダースをファッションアイテムに
ライダースを着こなすとなると、ぴっちり丈のあったデニムかレザーパンツにブーツ……そんな組み合わせが定番ですが、こちらは思い切り着崩した提案です。9分丈の太めディッキーズとウィングチップの組み合わせに、ネオンカラーのスウェットをレイヤード(重ね着。インナーが効果的にみせられる組み合わせのこと)で合わせました。バイクに乗る場合はレングスのあったパンツとブーツをチョイスすればこれまたハマリそうですね。ウィングチップブーツはミドルカットを選んでもアリでしょう。
DFG
¥29,700 (税込)
※スウェット/GILDAN、パンツ/ディッキーズ、シューズ/トリッカーズ
ネオンカラーのインナーは、飛び道具。あるいは柄物のニットなどもマッチしそうです。
ロング丈でレイヤードスタイルに落とし込むのがこのスタイリングのポイント。スウェットはXLサイズを着用。オレンジなどもハマリそうです。
トリッカーズのウイングチップは、ビジネスシューズではなく元々狩猟用のアウトドアブーツが源流。なのでライダースとの相性もヨシ。くるぶしは男のセクシャルポイントだとは、ファッション界の巨匠トム・フォードの弁。しらんけど。
同じライダースで別パターンにチャレンジ。粗野になりづらい変化球的なカモグラフィックのアウトドアパンツをチョイスしました。白シャツをインしたり、スタイリストの個性爆発。
※シャツ/スタイリスト私物、パンツ/スタイリスト私物
ハードなライディングパンツにオーバーサイズのフーディで柔らかさを演出
こちらはデニムのトラッカーパンツを題材にしたシンプルなスタイリング。数年ブームが続いているオーバーサイズのフーディを使うことで、ハードめなボトムスを和らげています。DFGのトラッカーパンツはスタンダードなシルエットから膝下でブーツインできるようすっと絞られているため、足が長めに見えるところを活かしました。
バイクに乗る時だけでなくオフスタイルにも使い勝手のいいパンツに仕上がっています。
DFG
¥18,700 (TAX)
※フーディ/スタイリスト私物、シューズ/コンバース オールスター
フーディはサイズ感と色遣いが勝負所。無難なジャストサイズから少し外した着こなしにトライしてみました! こちらのサイズはXXLです。
トラディショナルなスタイルに取り入れられることも多いあて革は、普段使いでも違和感なし。
シューズは定番コンバースのオールスターを選んでみました。これだけでストリート感が出ますね。
別パターンは林道ツーリングスタイル。オフロードブーツに、クラシカルなブーツ、そしてDFG MOTO-X ジャージ チェッカーを着用。トライアンフやDUCATIのスクランブラーで林道にいくなら、こんなスタイルでどうでしょう! というか……思いきってこれでオフロードをファンライドというのもアリなのでは。
ジャージはジャストサイズのLを合わせています。ジャストサイズなら、モトクロスとちがってシャツアウトが時代のキブンですね。なお、DFGのジャージは着丈の長さが絶妙で、アウトでもインでも着こなせるところがおいしいです。
¥5,500 (税込)
※ブーツ/アルパインスター TECH5
すっきり夏スタイルのアクセントに
初秋まで使えそうなハーフパンツにあわせるオフスタイルです。DFGのジャージはポリエステルの生地と、コットン生地が選べるのですがどちらもこの手の夏のスタイリングにばっちりはまります。こちらはコットン生地。ポリエステルが35%配合されているので独特のシンセティック感が艶っぽさを醸し出します。袖にグラフィックが入ったロンTは90sテイストでブームの真っ最中。まるで古着屋からディグってきたアイテムに見えませんか? こちらはサイズL。やぼったく見えるのでコットンのジャージは、ジャストサイズがよさそうです。
DFG
¥5,500 (税込)
※パンツ/グルカパンツ、ブーツ/レッドウィング、ハット/スタイリスト私物
スタイリストの私物、グルカパンツ(イギリス軍物)を合わせました。ヒザをちょい出し気味の丈で、だいぶ夏感がアップします。
胸のワンポイントが着回しやすいですね。さりげなく「オフ」を主張できるのがナイス。
ポリエステルのジャージにもトライ。こちらはXLがハマリました!
¥5,500 (税込)