ちょっと間が開いてしまいましたが、北海道を巡るノースアイランドラリーについて、後編をお伝えしていきますね! 1日目は、ルスツから北広島へ。つまり、北海道に詳しい人ならすぐわかるのですが、札幌の近くをくるっとまわったかんじです。もちろん、それでも支笏湖、洞爺湖など見所はたくさんあって北海道をおなかいっぱい楽しめるのですが、2日目からはいよいよ「ノースアイランド」の冒険に入っていくわけですね〜。
DAY2、北広島〜帯広でラリーツーリングのおいしいところへ!!
豪華な北広島のホテルを出て、数本の林道をたっぷり走るわけですが、こういうラリーツーリングのおもしろいところは、ルートを知り尽くした主催側の粋なおもてなしを受けられるところです。北海道をしらないライダーが地図をみながら走ってもおもしろいのは、当然おもしろいのですが、やっぱりプロの作るものは違います。ちょっと脱線しますが、あのダカールラリーもやはり、冒険者の象徴とも言えるティエリー・サビーヌという主催者が、とんでもないルートをアフリカの大地に描き、ラリーストはそれを追体験していたのだと語る参加者は一人や二人じゃありません。ラリー、もといNIRのようなラリーツーリングも、その極上のルートこそが醍醐味なんですよねぇ。
なんてことのない移動路に、突如はさまれるダート区間も、そのNIRの「おいしいところ」です。あぁ…幸せですね。
とはいうものの、林道の数々をカメラマンは追い切れずご愛敬。というわけで、DAY2のハイライトへひとっ飛びしちゃいましょう! さぁ、やってきました。コマ図185km地点は広大な牧場を駆け抜けるルートなのですが、こちらの丘を上がっていくと…
ガスちゃってますけど、清水円山展望台です。このパノラミックビュー! 北海道っていえばこれでしょ!
しばし絶景に明け暮れます…。この辺、ほんとにストレートの丘の路が続くんですよねぇ。
こんなかんじですよ。ずーっとこういうのがつづきます。素敵すぎです。
北海道は、日本でもなかなかない平野の町をつないでいく旅ができる土地。この体験は、ほんと貴重です。
夏真っ盛りの本州と違って、気温10度前後まで下がる北海道では、DFGナビゲータークールジャケットがベストチョイス。林道で汗をかいたらベンチレーションを開け、寒くなれば閉めることで対応できます。少し大きめLサイズなら、レイヤリングもできるのでかなりの寒さに対応できますよね。
みてくださいよこの、楽しそうなルート。
というわけで、DAY2は札幌から大きく離れて中継都市帯広へ到着〜。
帯広は内陸の街ですが、じつは海産物やお寿司がおいしい土地です。旭川も同じ。ないものねだりですかね!
DAY3、レースじゃないから寄り道もルート変更も問題ナシ
帯広といったら、お菓子。そうそう、アレです。六花亭! 主催者は、いろんな観光名所に立ち寄らせようとマップに趣向をこらしますが、自分たちがよっていきたいところもありますよね。というわけで、帯広出発の朝は、六花亭本店に立ち寄っていくことにしました。
目移りすること間違いナシ。マルセイマターサンドだけではなく、ほんとにいろんなお菓子があって、ケーキもあります。中でも、通販では買えないポテトチップスや、季節だけの限定商品が人気。賞味期限短いものも多いから、スイーツ好きにはたまらないスポット。北海道ツーリングでも定番ですよね。
DAY2にひきつづき、細かいルートは取材の都合上びゅーんとワープしまして…いったいこの気持ちよさそうな道は…!
どこなんでしょう!
こちら、全国でも有数の地平線をながめられる観光地「ナイタイ高原」。
ちょっと天気がよろしくありませんが、セロー女子3人で集合写真も撮れました〜。
今夜のお宿は、サホロです!!
DAY4、ルスツに戻って旅を終えます
サホロから南へ、苫小牧を抜けながらルスツへ戻るわけですが…
林道という林道を抜け、海沿いを散歩し…
苫小牧では鮨をたいらげ…
本当に素晴らしい4日間でした。
ツーリングって、やはり非日常感を味わえることがおもしろいところだと思うんですが、北海道のそれはもはや日本のスケールを通り越してしまっていて、やみつきになること間違いナシ。特に、セロー250は本当に優秀で、スクリーンやキャリアをつけると、とてもちょうどいい速度感の旅の相棒になってくれます。
ノースアイランドラリーは、元々サハリンを冒険する旅だったのですが、サハリン航路がなくなってしまったいま、姿をこのように変えて素晴らしいツーリングラリーとして、おこなわれています。ラリー形式でまわる必要がなければ、途中で無視してツーリングに変えてもいいし、コマ図のゲーム性を愉しむのはもちろんオススメです。
DAY4はルスツリゾートのバーベキュー会場で、みんなをたたえ合うのです。多くのライダーは、1000ccクラスのアドベンチャーバイクでこのラリーツーリングを愉しんでいますが、セロー250もまた一興。ぜひ来年はみなさん参加してみてください!