バイク ライディングギア

子供をクビ骨折から守るために、いま親ができること

防具ってどこまでつけるべきなの? って、永遠の課題ですよね。防具をつけすぎてしまうと、身体の動ける範囲が狭くなってしまい、動ける速度も遅くなってしまい、つまりはスポーツ性をスポイルしてしまいます。スポーツ性と、防御性能を天秤にかけるわけですよね。

モトクロスの国際A級でエルボーガードをつける人はほとんどいません。腕の自由をさまたげてしまうし、モトクロスで肘をぶつけることはなかなかないからです。ですが、ニーブレイスはほぼ100%に近い普及率です。ヒザをぶつけやすいというよりは、転倒時に変な方向に曲がってしまい、関節を壊してしまう。ヒザを故障してしまえば、その後の人生に関わるからですね。

では、本日の議題に入りましょう。子供がオフロードバイクで亡くなってしまうような悲しい事故を極力減らすには…。

一つには胸部プロテクターです。胸を強打することによる致命傷は、特に公道における二輪死亡事故の原因のNo.1です。ヘルメットだけでなく、胸部プロテクターをしよう、という動きはバイクに乗るライダーのみなさんならご存じのところでしょう。もう一つ、首も大事ですね! 特にキッズ用バイクは車格が小さいこともあって、縦方向に回転しやすい傾向があります。オトナの場合は、ネックブレースをつけて首のケガからガードしますが、子供用のネックブレースはあまり多くありません。

そこで、ネックブレースとネックロールのハイブリッドが登場です!

ATLAS
ブロール
12,100円(税込)

カラー/ホワイト、ブラック
サイズ/キッズフリー(胸囲53~63cm)

キッズの場合は、おおよそ市場価格10000円を切るネックロールですませる親が、多いように思います。ネックロールは、スポンジで出来たクッションで、これでも相当な事故がないかぎりは安心なのですが、オトナ用のネックブレースに準ずる安全性を確保したい、そんなニーズにばっちりお応えするのがこのブロール。ネックブレースと、ネックロールのいいところを織り交ぜたハイブリッドコンセプトです。

小学3年生のモデルで、ベストサイズ。

ネックロールと最も違うのは、この背中のポリマー製プレートがあるところでしょう。前からの衝撃で首が後ろに曲がってしまわないように「ブレース」してくれる構造です。

そう、首はだいたいこの位置以上には後ろに曲がらないわけですね。

前方向も、こんな感じ。ちなみに、上を見上げるときや、下をうつむく時に「邪魔になるような感じはしない」とのことでした。

横方向ももちろんガード。ネックロールのような柔らかさをもった素材なので、肩のあたりも痛みを感じることがないようです。とにかくとても自然なつけごこちで、子供が嫌がることは皆無でした!

付属のバンドが優秀です

さらに特筆すべきが、こちら胸部に装着するバンド。アトラスのオトナ用製品は、X型に脇から固定するタイプですが、キッズの場合は小柄なのでむずかしいのでしょう。胸からしっかり固定するタイプで、これをつけておくことで回るのを防止してくれます。

後ろからも、しっかり固定。

バンドを肌着の上につけて、ジャージを着て、ブレースを装着してもバンドが見えたりすることもありません。ルックス、グッドです。

ブレースをしていることを、わすれる

小3のモデルになってくれた、筆者の息子は、へたなわりにいろんな装具にたいしてクレームが多いのです(笑)。ブーツが痛いとか、ヘルメットが重いとか、いろんな不満をぶつけてくるのですが、アトラスのブロールはまったく気にならなかったとのこと。

ケガをしてしまうかもしれない、その意識はバイクを乗るうえでとても大切な危機感だと思います。ブロールを装着したからといって、その怖さをわすれてしまってはいけません。でも、「防御力」があがったと思うと、その安心感は筆舌につくしがたいものがあります。

1世代ほど前は、バイクのプロテクターをつけることで受動的な安全性を高めていたものの、逆に動きづらくなることで転倒のリスクをほんの少し許容していたようなところがあります。つまり、パッシブセーフティなのか、アクティブセーフティなのか、ライダーはそのどちらかを選択することで、自分ならではのリスク回避を試みていたのだともいえるかもしれません。つまり、ネックブレースをすることによって、首の可動範囲が狭くなり、視界を確保できずに転倒してしまう…モトクロスではなかなかないパターンですが、難しいエンデューロなどでは足下の路面状況が確認できていないことで、ヒルクライムを失敗したすることは、よくあることです。

ですが、昨今プロテクターの進歩によって、防御力をあげつつも転倒のリスクにつながらない製品がふえてきました。このブロールは、まさにその文脈どまんなか。パッシブでもあり、アクティブでもある。動けるからこそ転倒につながらず、さらに万が一の防御力も高いのです。

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アニマルハウス

世界でも稀な「オフロードバイクで生きていく」会社アニマルハウス。林道ツーリング、モトクロス、エンデューロ、ラリー、みんな大好物です。

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