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私物のiPhone13ProMaxで実践テスト、林道でスマホが使えるタフロック スマートフォンマウント発売!

今やバイク乗りの多くが紙の地図ではなくスマートフォンのマップアプリを使ってツーリングしています。しかしそんな時代にも関わらず全バイク乗りを悩ませているのが、iPhoneのカメラがバイクの振動で壊れるというニュース……。そんなことを言われてしまうと、例えどんなに便利でもiPhoneをナビ代わりに使うのは躊躇われてしまいます。

この故障の原因となっているのはバイクのエンジンが回転する時に発生する高周波振動。これがiPhoneのカメラに搭載されている光学式手ぶれ補正(iPhone 6 Plus以降に搭載)と、クローズドループ方式のオートフォーカス(iPhone XS以降に搭載)を狂わせてしまうというのです。これについてはiPhoneの販売元であるApple社も公式に注意喚起の声明を出していて「高出力または大排気量バイクにiPhoneを取り付けることは推奨されません」としています。さらには原付やスクーターなどの小排気量バイクについても、防振マウントの使用を勧めた上で「長期にわたる常用は控えた方が良い」としています。

しかし、そんな悩みを解決してくれるスマートフォンホルダーが、ついに登場しました!

それがこちら。

ZETA
タフロック スマートフォンマウント
¥15,950(税込)

最も一般的なバイクのハンドルバーに採用されている径、22.2mmはもちろん、アメリカンなどの25.4mm、さらにはオフロードバイクのファットバーの中央部28.6mmやハーレー・BMWなどの31.8mmにも対応しており、汎用性はピカイチ。

上の写真のように一つのパーツでバーにクランプするだけ。そしてこのVA•Sと書かれたパーツがこのアイテムの一番キモとなる振動吸収部分。ボール状のパーツを両側から挟み込む構造を採用することによってバイクの微振動を見事に吸収し、スマートフォンのカメラが故障する原因を払拭してくれるというもの。

横から見るとこうなっています。手で触って動かしてみると、既存のスマートフォンホルダーと違ってグラグラと動き、カメラの故障の前に滑落しちゃうんじゃないかと、ちょっと不安が頭をよぎります。しかし、このグラグラこそが振動を吸収してくれる秘密の機構なんです!

スマホは縦にもセットできますが、横にすると付属品のバイザーを併用することができるため、横にセット。こうすることで林道でありがちな飛び石などによるダメージのリスクも軽減することができます。

ZETA
タフロック スマートフォンマウント シールドセット
¥17,600(税込)

この製品はApple社が注意喚起しているハーレーなどの大型バイクの振動を軽減するとのことですが、今回はセロー250に装着。その代わり、林道走行でテストすることでホルダー自体の安定性もチェックしてみました。

今回の装着方法はこちら。ハンドルバーではなく同じZETAのアドベンチャー ウィンドシールドに装着してみました。どうですか? まるでラリーコンピューターをつけているみたいで、テンション上がりません?

ちなみにiPhoneはつい先月買い換えたばかりの私物のiPhone13ProMax(約20万円月賦払い)を使用……。マジで頼むからカメラ壊れないでクダサイ……!

ZETA
アドベンチャー ウィンドシールド
¥19,800(税込)/SEROW250用

さらにデイトナから発売しているこのバイク専用電源スレンダーUSBと併用することで、スマートフォンのバッテリー問題も解決。これで心置きなくナビアプリを使うことができます。

デイトナ
バイク専用電源スレンダーUSB TypeA 2ポート
¥5,060(税込)

準備ができたらレッツ、林道ツーリング!

こんなフラットダートを気持ちよく流したり、難所というほどではありませんが、少しガレたところもありました。

さらにテストのためにちょっとしたアクションもしてみました。

この日のツーリングは舗装路とダート合わせて約200kmほど。半分くらいはダートでしたが、iPhoneは無事滑落せずにフィニッシュ。

走行中たまにギャップの激しいところを走ると、上の写真のようにiPhoneが首を傾げるような場面がありましたが、それ以外は全く問題なし。手で揺らすとグラグラするくらいなのでバイクに装着して林道なんて走ろうものなら揺れて画面なんて見えないんじゃないか、と危惧していたのですが、実際はそんなことは全くなく、緩衝パーツがうまく機能してくれたおかげで、走行中でも画面はほぼ揺れませんでした。

もちろんカメラも無事でした!(これが一番嬉しい)

これなら極端な話、モトクロスコースでジャンプしたりフープス(細かいギャップが連続する波状路)を走ったりしても問題ないのではないでしょうか。RIDE-HACKではこのスマートフォンホルダーを引き続きテストしていきたいと思いますので、次の記事にもご期待ください!

  • この記事を書いた人

アニマルハウス

世界でも稀な「オフロードバイクで生きていく」会社アニマルハウス。林道ツーリング、モトクロス、エンデューロ、ラリー、みんな大好物です。

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