モーターバイクで のびのび育つ

自分で走るわけでも漕ぐわけでもないキッズモトは、一見するとほかのスポーツに比べて運動量も少なそう…。
“のびのび育つ”は、他の運動やスポーツに関係あるの?というママたちの疑問に答えるコンテンツです。


身体をはぐくむ


実は、幼い頃からバイクに乗る事で得られるメリットは、その後の運動神経に大きく影響します。

“身体をはぐくむ”では主に、将来的に体育・知育ともに大きな効果を期待できる、ゴールデンエイジと モータースポーツの関係性についてご紹介します。


運動神経を楽しく養う4つのポイント
POINT 1
生まれつき? 運動神経の正体
よく、「運動神経がいい」「運動神経が悪い」なんて言葉を耳にしませんか?
実は“運動神経”という神経は存在しません。

運動能力、身体能力、持久力などを総合し、なんとなく“運動神経”という言葉に変えているのです。 ではその、運動能力や身体能力ってどうやって養えばいいの?生まれつきじゃないの?と思っているママさんたちにこそ知ってほしい!

運動神経の正体…。
それはずばり【運動経験】です!


大人も子供も、初めての動作は上手くいかないもの。 経験を積むことで筋力が鍛えられ、身体の動かし方=コーディネーション能力を学び、総合的に運動神経がよくなっていきます。

もちろん、闇雲に運動すればいいわけではありません。 まずは運動経験を積むためにも、鍛えるべきポイントがあるのです。

POINT 2
運動の要。体幹とバランス能力
運動を始める際にまず鍛えるべきは、体幹とバランス能力です!
体幹とは、首から上、腕、足を除いた全ての部分のこと。

体幹を鍛えることは筋肉のバランスを整えることに繋がり、カラダ全体の安定性が高まります。また、身体の動きがスムーズになることでケガ予防に繋がったり、体力向上なども期待できます。



続いて、バランス能力。
実は現代、遊びや生活様式の変化に伴い、子供たちの運動能力の低下が叫ばれる中、注目されているのがこのバランス能力(平衡感覚)。

昔は外遊びの中で自然に培われていましたが、綺麗に舗装され凹凸の無い地面を歩くことが増え、車移動の増加、エスカレーター、エレベーターの利用などなど、文明の発達と共に、バランス能力を培うタイミングは確実に減少しています。

バランス能力が低いとどんなことが起こるか。身体の余計な部分に力が入ったり、適切に筋力を使えない事により、筋肉や関節への負荷が増え、結果、バテやすくなったり、関節を痛めたり、ケガに繋がることもあります。

以上の事から、運動経験を積む準備段階として、“体幹”と“バランス能力”を鍛える事が第一歩であると言えるでしょう。

POINT 3
見逃し厳禁!ゴールデンエイジ
一生に一度だけ訪れる、あらゆる動作を短時間で覚えることのできる「即座の習得」=「見よう見まねですぐできてしまう」特別な時期。

それがゴールデンエイジと呼ばれる、9~12歳の時期です。



なぜそんな事が起こるのかというと、脳を初めとした神経系の発達は5~6歳で成熟期のほぼ80%、12歳ではほぼ100%に達する、つまり、脳を刺激して様々な運動を覚えるには12歳までが適しており、その中でも運動の特性を理解し意識的に取り組むめるようになる年齢が、9~12歳のゴールデンエイジです。

しかしこのゴールデンエイジ。
その前段階、3~8歳の「プレ・ゴールデンエイジ」と呼ばれる期間に、「運動能力の基礎」を作っておかなければ訪れないと言われています。 つまり、プレ・ゴールデンエイジの時期にたくさん体を動かし、さまざまな動きを経験し、体幹、バランス能力を鍛えることが重要。

その後の運動神経の良し悪しを決めるのは、僅か8歳までの運動経験にかかっているのです。

POINT 4
楽しく培う、運動の基礎
8歳までの運動経験の大切さを学んだところで、実際に難しいのはどうやってその経験を積ませるかです。

運動やトレーニングは、年齢に合わせた難易度、内容でなければ、身体を痛めたり、飽きてしまったりと長続きしません。



遊び感覚で、楽しく自然に。体幹やバランス能力を鍛えられたら…。

実はその、全ての条件を満たしているのが、キッズバイク!

広々としたコースで、自然に近い状態の地面を踏むことでバランス能力や安定性を鍛え、無理のない自重を使った全身運動で体幹を鍛え…、そして何より、楽しくてかっこいい!
無理なく続く、プレ・ゴールデンエイジに育む運動能力の基礎として、キッズバイクはうってつけ。

運動神経の向上を目指すことで運動嫌いからくる運動不足を予防し、骨や筋肉への刺激による正常な発育の一助となります。





運動で育つ、3つの「心」


様々な運動経験を積む中で、子供たちは確実に心の成長、人間的な成長をしていきます。

どのスポーツを選んでも主に習得する3つの点から、キッズバイクで育まれる“心”にフォーカスしていきます。

その1
チャレンジする心
キッズバイクは主に、普段歩いている道路や公園とは違う特別なコースで乗る事が多くなります。
日頃と違う環境。慣れないバイクの操作。初めての体験に尻込みしてしまう事もあるでしょう。

しかし、ひとたびバイクに跨れば、好奇心や楽しさに、いつの間にか時間を忘れて楽しむ子供たちがほとんど。
自転車では入れなかった砂利道、坂道、水たまりもへっちゃらだから、ずんずん進めて、のびのび遊べる。
汚れも気にせず、様々な環境に、自らチャレンジしていく心が、自然に育まれます。

その2
自分を信じる心
「自分を信じる心」=「自信」は、成功体験から育まれます。

バイクを乗りこなせるようになるまでには様々な工程があり、「両足を離して乗れた」「ブレーキで止まれた」「上手く曲がれた」など 自分ですぐに体感できる成功体験を少しずついくつも積むことができます。

積み重なった自信は、自己肯定感を高め、ポジティブな思考になる手助けとなり、スポーツ以外の面でも役立ちます。

その3
より行動的に、より強い心に
自信をもってチャレンジできる心を持った子供たちは、より行動力に長けています。
特にバイクは、自分自身の判断が求められる場面が多く、誰のせいにもできません。

自らの行動に伴う責任や結果を受け止める心と、行動してよかったと思える爽快感や達成感。
そのどちらもが織りなされ、次第に、より強い心に育ちます。





いちばん大切なこと


キッズバイクによって育まれる、心と身体。

様々なポイントがありましたが、 一番のポイントは、「運動は、のびのび楽しく」です。



一部の研究では、楽しく運動遊びを実施することで子どもたちの脳機能が向上することが分かっており、逆に無理やり運動させることは、やる気を奪い、ストレスを与えることも分かってきています。

子どもが自発的に取り組み、楽しく、生涯続けていけるような運動を提供していく。
キッズバイクは、その一端を担うお手伝いをしています。