気温35度を超える猛暑日でも元気にツーリングへいきたい気持ち、よーくわかります…。Tシャツ1枚でばびゅーんと飛ばしていきたいところですよね。ですが、ちょっと待ってください。Tシャツ1枚では、風で疲れてしまうし、転倒時にも肌を守ってくれず危険です。そしてそして、さらに言うなら山岳地帯や東北・北海道目指すなら、絶対夏用のジャケットがないと凍える寒さに苦しむことになりますよ!
DFG
品番:DG2304
カラー:カーキ/ブラック ・ ブラック/シルバー ・ スチール/シルバー・ブラック/ネオン/イエロー・ブラック/ブル-
サイズ:M ・ L ・ XL ・ XXL
カーキ/ブラック ・ ブラック/シルバー ・ スチール/シルバー:¥24,750(税込)
ブラック/ネオン/イエロー・ブラック/ブル-:¥27,500(税込)
ラリースーツのような仕上がり
目を見張るのは、誰にでも着こなしやすいエクステリア。表地には、600デニールのしっかりした生地を使用しています。デニールって単位は、生地の厚さをあらわすもので、女性にはタイツなどでおなじみですよね。昨今、猛威を振るっているアウトドアジャケット達は、だいたいハードシェルのものでも100デニール以下。そう、あの手の超高級ジャケットは、登山にはものすごく優れていますが、バイクには貧弱です。600デニールあると、着てわかるレベルで生地がしっかりしています。ずざーっとアスファルトで転倒しても、安心感があるってわけです。
それでいて、見ての通りスタイリッシュです。上下あわせて着込むことで、特にその「ラリースーツ感」を演出できるという寸法なんですよ。アドベンチャーバイクって、どういうスタイルがかっこいいのか、いまいちわかりづらくないですか? そこで、提案したいんです。ラリー由来のバイクなんだから「ラリースーツっぽい仕立て」が、かっこいいぞって!
ライディングジャケットならではのパターンを、しっかり踏襲しているので、背中を丸めてライディングフォームをとっても、背中や足首が露出したりしません。元来、スポーツ走行するためのラリースーツだから、機能美に溢れています。たっぷりした作りなのもあって、シルエットもキレイに決まりますよ。
涼しさは、機能である
ものすごくファンクショナブルなことも、このナビゲータークールジャケットの特徴です。まずみてください。この大きなメッシュ部分を…! 特に背中部分のメッシュは、目を見張るほどの大きさです。メッシュの蓋部分は、ちゃんとしまうことができて走行中に邪魔になるようなことも皆無。全部盛りってかんじです。
フロントは、胸に2カ所。こちらの蓋も、ちゃんとジャケットにしまって隠せるようになっています。
そしてダメ押し、腕部分にがばっと空くベンチレーション。こちら計5カ所を開けて、背中へ空気を流すという考え方なんですね。猛暑の都心ではちょっと暑いかもしれませんが、高速道路に乗ってしまえばすーっと風を通してくれて、快適なライディングが楽しめるのです。この涼しさがちょっとじゃないんですよ…だいぶ風通しがよくて、心地良いのです。インナーに、冷感のあるものを仕込めば、さらにその快適感は増幅します。
このまま、涼しい山岳地帯の林道を走る…寒くなってきたらエアベントを閉じることで冷えすぎをさっと防ぐことができます。インナーを着込むことで、気温15度くらいの環境もちゃんとこなしてくれるマルチなところがウレシイですね。
ライディングジャケットのキホン
ライディングジャケットには、キホンがあります。抑えドコロに不満が多いジャケットは、ツーリングには向かないこともあったりします。
まずは、腕のばたつき防止。腕の太さにあわせて袖を絞れる機能です。大抵のジャケットについているんですが、これがあるとないとじゃ疲れやすさが段違い。ばたつくと、高速道路などで常に振られてしまうので、これを制御しようと身体が勝手に動いてしまうわけです。かなりツライ。
ガード類も忘れてはいけませんね! 特にこのジャケットの場合、袖・脊椎は標準装備で、チェストプロテクター用のタブも用意されています。万が一の時も、身体を守ってくれますね。チェスト用は、いまやライディングジャケットの「キホン」と言えるでしょう。
そして、パンツとのセットアップをしっかりつなぐためのファスナーも、装備。ラリースーツ的にきっちり全身を包み込むことができるのです。
おまけに、ドデカいポケットもわかってるなぁ、って感じ。グローブどころかマップなども収納できるから、ポシェットの代わりにもなりますね。
ちなみに…このナビゲータークールジャケット、筆者もしっかり愛用しています。東京から青森のフェリー乗り場まで一気走りし、函館から北海道入りしたこともあります。8月のことだったんですが、本当にこのジャケットを着なかったのは福島くらいまで。薄いジャージで走っていたので、疲れないようにジャケットを着込みました。
エアベントを全開にすると、実に快適。ハイスペックな冷感インナーとかもっていなかったので、濡らしたTシャツを中に仕込んだところ、風の気持ちよさに失神しそうになりましたよ、嘘ですけど。で、たしか岩手あたりで大雨に降られて一気に気温が下がったんですが、このあとはベンチレーションを閉じて青森港まで走りました。函館からは、天気によって寒いし、峠越えは10度くらいまで下がるのですが、エアベントを閉じるだけでなんの問題もなし。そんな体験から、このジャケットの対応する季節は、かなり幅広いと断言できます!