バイク メンテナンス

オフロードバイクとの相性抜群、便利すぎる「ブロワー」活用術

今回はみなさんのオフロードバイクライフを快適にする、まさに「ライドハック」と言えるアイデアをご紹介したいと思います。そう、ご家庭に一台は必ずある…かはわかりませんが、充電式ブロワーを使うことで、洗車が圧倒的に楽チンになってしまう方法です。

先日、雨上がりでドロドロになったモトクロスコースをYZ125で走ってきました。当然、走行後にはマシンにたっぷりと泥が。フェンダーの裏などだけでなくエンジンやスプロケ周りの細かいところにまでマディが入り込んでしまい、走行後の洗車が憂鬱に……。とはいえ、ドライコンディションや林道ツーリングでも、走り終わったあとには必ず洗車するのが絶好調を維持する秘訣です。さぁ、洗いますか!

まずはいつも通りに洗車します。洗車場でざっと水洗いして泥を落としたら、Flat-Lab.のバイクウォッシュを使って付着した汚れを落としていきます。ドロドロの黒土から粘土質の土、粒子の細かい砂などまでキレイに落としてくれる頼もしい洗剤です。しかも環境に配慮した原料を使用しているため生活排水として流すことができ、洗車場などでも気兼ねなく使うことができます。

かんぺき!

Flat-Lab.
バイクウォッシュ
¥1,760(税込)/1000ml(スプレーガンボトルタイプ)
¥6,160(税込)/4L(詰め替えボトル)
¥24,200(税込)/18L(詰め替えタンク※ノズル付き)

バイクウォッシュを水で洗い流したら、MAXIMAのSC1(シリコンスプレー)を吹き付けておくと、綺麗な状態が持続し、次に乗る時も汚れが付きにくくなるのでオススメです。SC1を薄く均一に塗布したら30秒ほど放置し、浸透させます。この時に長時間放置してしまうと、拭き取りにくくなり、シミやムラの原因となりますので、拭き残しのないよう丁寧に拭き上げましょう。

MAXIMA
SC1
¥3,410(税込)

そして乾いた布などで拭きあげます。この時にいつも悩ましいのが、手が入りにくいエンジン回りや水が溜まりやすいボルト穴など。そこまで丁寧に拭きあげていると、時間がいくらあっても足りません。

こういった凸凹の多い部分は水分が残りがちで、このまま自然に乾くのに任せてしまうと、様々なトラブルを招く可能性があります。さらに汚れが水玉模様に浮き出てしまい、とても汚らしく見えてしまいます。そこで、ブロワーの出番となるわけです。

使うのはよくあるマキタ製の充電式ブロワー。もちろん他メーカーのものでも構いません。水分が残っているところにノズルを向けてスイッチを押すと、面白いように水分が飛び散っていきます。

このようなボルト穴に溜まる水も、瞬殺。サビ防止にも効果抜群ですね。

手で拭きあげにくいエンジン周りもこの通り。

空冷エンジンの場合はその効果をさらに実感できることでしょう。

とにかく、騙されたと思って一度試してみて欲しい。ブロワーを使うと使わないとで、仕上がりの美しさがまるで違うのです!

また、洗車したら必ず清掃したいチェーン周りにも有効です。まずはチェーンクリーナーでいつも通りお掃除。

水で洗い流したら、ブロワーで水分を飛ばしてチェーンルブを吹き付けるだけ。こうすることで一番面倒くさい拭き取りが不要になるというワケです。

マキシマではチェーン各部に深く浸透するチェーンガードと、チェーン表面に被膜を形成して保護するチェーンワックスの併用をオススメ!

MAXIMA
CHAIN GUARD
¥2,420 (税込)

MAXIMA
CHAIN WAX
¥2,420 ~ ¥3,520 (税込)

他にもブロワーの用途はあります。例えばバイクに乗る日の朝にエアクリーナーを清掃するのを忘れていたことに気づいても、ブロワーがあれば洗ったエアクリーナーを短時間で乾かすことができちゃいます。

TwinAirではエアクリーナーの洗浄に便利な専用品・クリーニングタブも販売されています。これにダートリムーバーを溜めておけば、短い時間で簡単にエアクリーナーを洗えるのです。これとブロワーを掛け合わせることで、乾燥時間も短くなり、エアクリーナーのメンテナンスが快適に。

TwinAir
ダートリムーバー
¥11,000 (税込)/4L

TwinAir
クリーニングタブ
¥3,850 (税込)

TwinAir
パワーフィルター
¥4,180(税込)/YZ125用

最後にバイク以外にも使い道があります。写真のように、どうしてもトランポ内に入り込んでしまう砂や土をブロワーで吹き飛ばしてしまえば、車内のお掃除も簡単なのです。

こうして洗車にかかる手間と時間を節約することができれば、その分を他のメンテナンスやチェックに使うことができます。もしブロワーを持っているけど、今までこういう使い方はしたことがなかったという人がいたら、ぜひ一度お試しいただきたい。きっともうブロワーを手放せなくなることでしょう。

  • この記事を書いた人

アニマルハウス

世界でも稀な「オフロードバイクで生きていく」会社アニマルハウス。林道ツーリング、モトクロス、エンデューロ、ラリー、みんな大好物です。

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